意気込んだとたんに財布が開くことってあるよな
「よし、今月から貯金はじめよう」って決めたとたん、
どこからともなく出費ってやつが湧いてくる。
飲み会の誘いが来たり、
歯がズキッとしたり、
なんなら親戚から「ちょっとだけ貸して」と電話が来たりする。
それまでは何も起きてなかったのに、
“貯める”と決めた瞬間に限って、なぜか財布のヒモが勝手にゆるんでいく。
これがまぁ、実によくある話で。
がんばろうとしたその瞬間に、
「おっと、そう簡単にはいかせねぇぞ」と言わんばかりの現象が起きる。
貯金はガチガチじゃ続かない
「もう今月は絶対1円も使わない」なんて気合い入れるのもいいけど、
気合いってのは、だいたい三日坊主の親戚みたいなもんだ。
気づいたら息切れして、「あ、また来月からにしようかな」ってなる。
貯金ってのは、続けてナンボの習慣なんだよな。
だからこそ、「うまくいかないときがある」のを、最初から織り込んどいた方がいい。
完璧じゃない日があって当然。
うまくいかない月があって普通。
それが現実ってもんだ。
出費は“見えない誰か”が肩代わりしてくれたのかもしれない
予定外の出費って、ほんとタイミング悪く来るよな。
でも、「なんで今なんだよ!」って怒る前に、
こう考えることにしてる。
「これ、もっとひどい目に遭う前に止めてくれたんじゃないか?」って。
たとえば冷蔵庫が壊れたら、
食材がムダになる前に気づけた。
歯が痛くなったら、もっとひどい虫歯になる前に治療できた。
そう思うと、出てったお金も、
なんとなく意味のある支出に見えてくるんだよな。
“守られた気”ってのは、ちょっと都合がいいけど、
そうでも思わなきゃやってらんない日もあるだろ?
使わなかった日は、ちゃんと覚えておく
お金を使ってしまった日より、
使わなかった日を数える方が、気持ちは前向きになる。
「今日はコンビニ寄らなかったな」とか、
「カフェに行きたかったけど我慢した」とか、
そんな日を自分で“えらいぞ”って褒めてやる。
誰も見てなくても、自分だけはわかってる。
そういう小さな“勝ち”を積み重ねるほうが、
貯金ってやつは続きやすい。
たまには「100円でも貯めた」って自分に言ってやろう。
100円、笑うなよ。
それが100日続けば、万札だからな。
“節約の代わり”を持っておくと、気持ちがもつ
お金を使わずに気分転換する方法、
これがあると強い。
・ちょっとだけ歩いてみる
・いつもよりゆっくり風呂に入る
・昔の音楽を聴いて、なんとなく懐かしがる
・なにもしない時間を5分つくる
そういう**“使わないごほうび”**を知ってると、
「まぁ今日はこれでいいや」って心が落ち着く。
お金じゃなくて、時間や空気で整えるってのも、悪くない。
続けるためには、肩の力を抜くほうがいい
“貯める”って意気込んで始めたはずなのに、
出費が重なって凹んで、
「もうダメだ」と投げ出す。
それが一番もったいない。
そもそも貯金ってのは、ゆるい再挑戦の繰り返しなんだよ。
うまくいかなかったら、また始めりゃいい。
今月ダメでも、また来月。
明日ちょっとだけ我慢できたら、それで花丸。
財布を閉じるだけが節約じゃない。
気持ちが続くかどうかが、いちばん大事なとこなんだ。
今日のひとこと
貯金は力むと折れる。
ゆるく続けて、それでもいいじゃないか。
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