買い物の後悔が減るごほうびの選び方|使い方を考える日

給料日サイクル

「これがあれば、人生が少し変わるかもな」って思った日

ごほうびって、なんだろう。

コンビニでちょっといいスイーツを買う日もあるし、
仕事終わりに缶ビールをぷしゅっと開ける瞬間もある。

それもたしかに、“ごほうび”っちゃごほうびだ。
でも、月末のレシート見て「ああ…やっちまったな」と思う日は、
それが“気晴らし”だったことに気づく。

じゃあ、「本当のごほうび」って、なんなんだ?

ある日、それがふっと見えた気がしたんだよな。


カメラを買ってから、道端の花が目に入るようになった

たとえば、カメラ。

正直、高かった。
悩んで悩んで、それでも買った。
だけど、あの日から、世界の見え方がちょっと変わった。

道ばたの草が揺れてるだけでシャッターを切りたくなる。
光が差す夕方に、ふらっと散歩に出たくなる。
「今度の休み、あの景色を撮りに行こうかな」って思う。

買ったその瞬間よりも、
“買ったあとに生まれる行動や気持ち”のほうがずっと豊かだった。


“買った日がピーク”じゃないものが、ごほうびなんじゃないか

ごほうびって、
“その日だけ気分が晴れるもの”じゃなくて、
“手に入れたことで、これからの自分がちょっと変わるもの”なんじゃないか。

缶ビールもいい。チョコレートもいい。
でもそれは「おつかれさん」の合図。
そこから何かが育っていくわけじゃない。

一方で、カメラは違った。
楽器だってそうかもしれないし、
お気に入りの靴で、ちょっと遠くまで歩こうって気持ちも、そうかもしれない。

“使ったあと”が始まりになるもの。
それが、ごほうびの本当の姿なんじゃないかと思う。


ごほうびに“役に立つ”を求めなくていい

でもね、別に「買ったものが何かの役に立つ」って話じゃなくていいんだ。

カメラでお金を稼いでるわけでもないし、
SNSでいいねをもらいたいから撮ってるわけでもない。

ただ、「自分の時間が少しだけ大切に感じられる」
そういう感覚が、なによりのごほうびだったりする。

役に立たなくてもいい。
でも、「生き方のリズムを変えるきっかけ」にはなる。
そんなモノや時間を、自分にあげられるかどうかだ。


自分に合った“ごほうび”を見つけると、無駄遣いが減る

不思議なことに、
こういう“ほんとうのごほうび”に出会うと、
なんとなく使うお金が減ってくる。

むやみにスイーツを買わなくなったり、
ホールに行かなくなったりする。

なぜかって、
「それより大事にしたいもの」が見つかったからなんだよな。

たとえば、「このカメラを持って出かけたい」と思ってたら、
ホールに座ってる時間がちょっともったいなく思えてくる。

お金を使っていい。
でも、“使ったことで日常が育つもの”に使えると、心が静かになる。


ごほうびは「これからの自分の暮らし」を育てるためのもの

もし今、ちょっとお金を使いたくなったとき。
それが「今この瞬間をまぎらわせたい」だけなのか、
それとも「これからの自分に贈りたいもの」なのか、
ちょっとだけ立ち止まって考えてみてもいいかもしれない。

コンビニの棚の前で、ふと「これ、明日の自分に残るかな?」って。

そしてたまには、自分にこう言ってあげる。

「これはただの気晴らし。
 本当のごほうびは、別のかたちで受け取ろう」って。


今日のひとこと

買ったあとに何かが始まるなら、
そのお金は、ちゃんと“ごほうび”になっている。

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