記憶に残らない出費が増えてくると、暮らしがぼやける

心とお金の習慣

ごほうびとお金の話・第5弾


「この前、何買ったっけ?」

ふとそう思うことが増えた。
財布の中じゃなく、クレジットカードの明細を見ないと思い出せない。
何に使ったか記憶に残らない出費が、最近やけに多い。

そのときは必要だった気がするけど、
あとから見返しても、何も感じない。


ストレス発散で買ったものは、あっという間に忘れる

仕事帰りに買ったスイーツや、気分転換のコンビニ飯。
その場では「今日も頑張った自分へのごほうび」だった。

でも、翌日には思い出せない。
何を食べたか、どれを選んだか、記憶がない。

その瞬間の気晴らしにはなっても、
あとには何も残らない。


心に残る出費は、「使い続けているもの」

逆に、ちゃんと覚えてる出費もある。

たとえば、カメラを買ったときのこと。
高かったし、すごく迷った。
レビューも調べたし、何度も買い物カゴから出し入れした。

でも、思いきって買った。

あのときの気持ちは、今でもちゃんと覚えてる。
「これからの時間をもっと大事にしたい」って思って買ったから。

それから何度も手に取って、出かけて、写真を撮って──
暮らしのなかで一緒に過ごしてるという感覚がある。


時間を吸われるほど、迷ってるなら

ほんとに欲しいものって、買う前にやたらと時間を使う。
ネットで調べて、SNSで検索して、比較して──
気づけば何日もそればかり見てたりする。

迷ってるのは、モノじゃない。
お金を使っていいのかどうか
「買って失敗したくない」って気持ちが、頭の中でぐるぐるしてる。


「これは買ってよかった」と思える買い物を

一つでも、「あれは買ってよかったな」と思える出費があると、
他の無駄遣いも減ってくる気がする。

心に残る出費は、そのあとの時間を変えてくれる。
ただの“モノ”じゃなくて、自分の暮らしと結びついてる。


まとめ|出費が「記憶」に残るか、「明細」にしか残らないか

お金は同じように使っているのに、
心に残るものと、ただ流れていくものがある。

最近の出費、思い出せるだろうか?
「あれは買ってよかった」と思えるもの、あるだろうか?

暮らしが少し曇って見えるときは、
そんな問いかけから整えてみてもいいかもしれない。


今日のひとこと

記憶に残る出費があると、人生の輪郭がちょっとハッキリす

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