※このシリーズは、日々のお金の使い方と、心に残る“あと味”について静かに考える連載です。
欲しいと思ったものが、頭から離れなくなる日がある
気になってるものがあると、
気づけばずっとそのことばかり考えている。
どれが一番いいんだろう?
どのレビューが信頼できる?
他の人は何て言ってる?
本当に自分に必要?
考えるってことは、悪いことじゃない。
むしろ、大切なことだ。
あれこれ調べたり、比較したりしている時間は、
「これが欲しい」とちゃんと向き合ってる証でもある。
だけど──
気づいたら、他の時間が全部それに吸い込まれてた
「気になる」から「迷ってる」に変わると、
そこからは少しずつ疲れてくる。
朝も、仕事の合間も、夜布団に入ってからも、
頭のどこかでずっと考えてる。
何かしていても集中できなくて、
気づいたらまた検索して、レビューを読んでる。
「今日、これしか考えてなかったな」っていう日もある。
あれ?これ、何のための時間だっけ?
ほんとうに欲しいのは、
そのモノそのものというより、
それを手にしたあとの「何かが変わる暮らし」だったはず。
でも、ぐるぐる迷ってるうちに、
その感覚がすっかり遠ざかってしまう。
そして、ふと思う。
「今のこの“迷ってる時間”の方が、もったいないんじゃないか?」
結局、迷っているのは「お金」だった
じゃあなんでこんなに迷ってるんだ?って考えると、
たぶん、答えは一つ。
「お金を使うこと」に、どこかで引っかかってる。
買ってもいいのか。
本当に必要か。
もったいなくないか。
あとで後悔しないか。
でも、お金って、
守るために生きてるんじゃない。
豊かに生きたい。そのためにお金はあるんだと思う
ちゃんと働いていれば、また稼げる。
お金は、使えば減るけど、
経験とか、学びとか、動き出すきっかけになったとき──
それはもう、ただの“出費”じゃなくなる。
考えてばかりで止まっていた気持ちが、
少しでも前に進むなら、
それだけで意味がある。
「よし、買おう」と決めたとき、不思議とスッとする
買ったあと、「ああ、やっと決められた」と感じたことがある。
すごく大きな変化があったわけじゃない。
でも、気持ちのどこかが片づいた。
「どうしようか」っていう問いが、頭の中から消えた。
あの感覚って、**“買った喜び”というより、“決めたことで前に進めた感覚”**だったのかもしれない。
今日のひとこと
迷ってる時間が長すぎるなら、
それはもう、お金じゃなくて「前に進むこと」を選んだ方がいい。
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