給料日後すぐにお金を使いすぎてしまうのはなぜか|財布が軽くなる本当の理由

給料日サイクル

給料日って、自由になる日だったはずなんだ

「給料が入った」という安心感のわりに、

財布の中はちっとも安心できる状態じゃない──

そんな日がある。

朝イチで給与が振り込まれて、

「今日はちょっといい昼飯でも食べようか」なんて思ってるうちに、

夕方にはもう財布が軽くなってる。

「今月はちゃんとやりくりするぞ」って決めたばかりなのに、

気がついたら、スーパーでいつもより高いヨーグルト買ってたり、

帰り道にふらっと居酒屋に寄ってたりする。

不思議なもんで、給料日って、

自由を感じた瞬間に、財布のヒモがゆるむ日でもある。

給料日前の自分って、けっこう我慢してる

思い返せば、給料日前の数日間って、

ちいさな我慢の積み重ねだった。

昼はカップ麺で済ませて、

飲み会は断り、

コンビニで手に取ったお菓子を棚に戻す。

その日々を“何ごともなく乗り切った”ように見えて、

実はけっこう、自分を抑えていたんだ。

だからこそ、給料日ってやつが来た瞬間、

「やっと使える」って気持ちが一気に湧き上がる。

それは浪費じゃなくて、“解放”なんだよな。

“報酬”というより“反動”に近い支出もある

たとえば、給料日当日に買うビール。

ちょっと高めのやつを選んで、

「今日くらいはいいか」とつぶやく。

それって、贅沢がしたいわけじゃなくて、我慢した自分に「よく頑張った」って言いたいだけかもしれない。

だから、給料日後に使ってしまうことを、

ただ「無駄遣い」と決めつけるのは、なんだか違う気がする。

我慢してきたぶん、自分をちょっとだけゆるめたい。

その気持ちは、責めるもんじゃない。

使ったあとに残る“しまった感”の正体

問題なのは、使うことじゃない。

あとで残る“後味”が悪いときなんだ。

財布を開いたときに、

「あれ、もうこれしかないのか」って思う瞬間。

給料が入ったばかりなのに、

すでに“終わりが始まってる”ような感覚。

それはたぶん、我慢の反動が、

ちょっとだけ強く出すぎたサインなんだと思う。

ごほうびを“整えた形”で使うと、あとがラクになる

じゃあどうするかって言えば、

完璧な家計簿じゃなくていいから、

「ここまでならいい」っていう、ごほうび枠をあらかじめ用意しておくこと。

たとえば、「給料日には2,000円ぶん好きに使う」とか、

「コンビニで好きなものを1つ買うだけにする」とか。

その“線引き”があるだけで、

使ったあとの罪悪感はぐっと減る。

我慢したぶん、ちょっとだけ解放。

そのあとでまた財布を整える。

そんなふうにリズムをつけていけばいい。

贅沢していい日と、財布を整える日を分けてみる

人の暮らしには波がある。

財布だって同じだ。

だから、給料日から3日間は贅沢デー。

そのあとは“整える日”ってルールを決めてみると、

意外とペースが掴めるようになる。

今日は出す日。

明日は引き締める日。

使うことも、使わないことも、自分で選べた日が増えるほど、生活はラクになる。

我慢と解放のあいだで、暮らしのバランスを取る

ずっと我慢してると、暮らしはしんどくなる。

かといって、毎月反動で爆発してたら、いつまでたっても足りない。

そのあいだにある、“ゆるい折り合い”をつけていくこと。

それが、たぶん一番自然なやり方だ。

「また使っちまった…」じゃなくて、

「今月も、ちょっとだけ整えていこうか」って。

そう思えるようになるまで、

少しずつ、自分のリズムを育てていけばいい。

今日のひとこと

給料日は、がんばった自分への解放日でもある。

でも、使うことを選べるようになったら、

暮らしはもっと、軽くなる。

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